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まだまだ多いピロリ菌感染

2019.02.02

  • 当院の内視鏡検査でも多くの方からピロリ菌が検出されています。胃がんを予防するためにも、また次世代への感染を防ぐためにも、まずは一度検査を受けることをお勧めします。こうした予防医療を推進していくことが、私たち地域のクリニックの大切な役割と考えています。
  • ~ピロリ菌の検査方法は~・・・大きく分けて内視鏡(胃カメラ)検査を必要とする方法と、必要としない方法があり、いくつか方法がございます。気になる方はいつでもご相談して下さい。ピロリ菌陽性の判定の際には、酸分泌抑制薬を用いた除菌治療(薬の内服)を行います。
  • ~除菌成功したら~・・・一度除菌が成功したら、再発する確率は低く、ピロリ菌感染を繰り返し調べる必要はありません。ただし多くの胃がんは、ピロリ菌感染による胃炎によって引き起こされ、除菌後も胃炎はすぐには改善されません。また、いったん胃粘膜の萎縮が進んでしまうと、元の健康な胃に戻ることはなく、1度もピロリ菌に感染したことのない方と比較すると、胃がんになるリスクは約10倍といわれています。そのため胃がんの早期発見のためには、除菌後も年1回の定期的な内視鏡検査を受けることが大切です。

投稿者:松の木3丁目クリニック

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